解のない課題に伴走できる人材に求められる参加型リーダーシップ入門
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この公開授業でにおいてのキーワードは、持続可能な地域/コミュニティづくりという
長期的な関わり合いや働きかけが必要な「解のない課題」。
これらに伴走できる人材に必要な参加型リーダーシップの
入門を学ぶ機会を提供します。
持続可能な地域/コミュニティを支えること。
それは時間がかかるし、どうやったらいいか正解がわからないという
難しい課題であり、だからこそ取り組んでいく必要がある大切なテーマです。
この公開授業では、それでもやるぞ!と思っているあなたに
必要な参加型リーダーシップ入門を提供します。
この公開講座は今年で3年目。
参加型リーダーシップについて、これくらいの時間をかけて
体系立てて学べる機会は、日本ではまだここだけです。
授業では、対話、グラフィック・ハーベスティング、人間の基本的ニーズの考え方、
幸せを測る指標の作り方、ユーザー感性学、ESD など、解のない課題に求められる
話し合いの形を体験し、振り返るというリズムで学んでいきます。
「解のない課題」に向き合うときに必要なシステム的なものの見方、働きかけ方を
学んでいくことで、皆さんがそれぞれのフィールドに戻った後も、
多様な人びとと助け合いながら学び続けられることを願っています。
授業では「一人ひとりの多様性を認め合う、と同時に他の人と共に過ごせる
公平なコミュニティ」の形も探求します。
本公開授業は学部生のほか、学外からも参加者を募集します。
幅広い視野を交換し、リアルな社会の声を聴きあい、お互いから様々な知識や
気づきを得ながら、大学と社会のつながりを作ることにも挑戦します。
冒頭の動画も参考にしていただき、奮ってご参加ください。
スケジュール
学外参加者は全てオンラインで実施します。
Vol.1&2 セット受講
9月4日(日)13:10~14:50& 15:00~16:40
対話の基礎
ウェルカムメッセージと講師自己紹介
対話とはー参加型リーダーシップで大切にしている対話の意味
対話のやり方-ダイアログの実践原理、実践練習
対話の範囲-表情が表現するもの
対話の範囲-チェックイン・チェックアウト
対話の目的
対話と協働の関係性についてのワーク
対話とファシリテーション
*Vol1と2は、合間に休憩を挟みますが通しの内容となっています。
※対話基礎の受講者へは「ダイアログカード」を後日お届けします!
本年からの新たな取組です、どうぞお楽しみに。
(通し参加料金でお申込の方は)別途追加費用で承ります。
Vol.3&4 セット受講
9月11日(日)13:10~14:50、15:00~16:40
グラフィックハーベスティング基礎
なんのために描くのか。
グラフィック基礎練習
ビジュアル・ストーリーテリング
グラフィック・レコーディングの準備と演習
ハーベスティング基礎 ストーリートリオ・ハーベスティング
自分たちの幸せを測るための指標を作る-1
自分たちの幸せを自分たちで定義して、測定する指標作成のための基礎を
主に授業の形式で学びます。
*Vol3と4は、合間に休憩を挟みますが通しの内容となっております。
Vol.5 10月23日(日)13:10~14:50
参加型リーダーシップのフレームワーク1
ケイオディック・パス
対話に臨む4つの姿勢
参加型リーダーシップの前提となる考え方を座学と体験型のワークと
対話を通じて学びます
私たちが生きる時代をどうみるのかについて、そしてその時代を生きる
ためになぜ参加型リーダーシップが必要なのかを確認します。
参加型リーダーシップの基礎ー4相の実践
Vol.6 10月23日(日)15:00~16:40
現場に出かけて出会うということ〜感性学の視点を通して〜
地域の課題を理解するってどういうことか。暮らしを大事にするって
どういうことか。
地域の目線に立って初めて見えてくることを学ぶために、私たちはどんな
レンズをかけて向き合えばいいでしょうか。感性学というまだ新しい学問を
通じて、地域に向き合うための意識について学びます。
*この授業は特別講師が担当予定です。
Vol.7 10月30日(日)13:10~14:50
参加型リーダーシップのフレームワーク2
リビング・システム
私たちにはいろんな○○力が備わっています。
今回学ぶのは、「イキモノ力」。ケイオディック・パスととても相性がいい力であり、私たちみんなに備わっているものです。この力が最大限に活用されるように、お互いのコミュニケーションをとることを目指します。
イキモノ力を使わずに済むシステムの形 私たちの周りには、私たちの
イキモノ力を封じ込める仕掛けや当たり前がたくさん潜んでいます。
仕掛けや当たり前を可視化することで、意識して働きかけやすくすることを目指します。
Vol.8 10月30日(日)15:00~16:40
ていねいな発展とイノベーション
チリの経済学者、マックス・ニーフは、地域の生活の質を自分たちで
定義し、それに必要なものを対話によって明確にするための共通言語としてHuman Scale Development(日本語訳:ていねいな発展)という新しい経済学の考え方を提示しました。モノやサービスの積み上げてで幸せを語る時代を抜け、モノやサービスに頼らずに自分たちの幸福度を上げていくための大切なフレームワークです。
今回はていねいな発展の基礎を座学、対話、体験型のワークを通じて学び、自分が大切にしていることを表現する練習を始めます。
また、ニーズをベースにした持続可能な社会を作るためのリーダーシップ
及び、ニーズを形にするための市民、デザイナー、技術者によるイノベー
ションを学ぶ2つのスウェーデンの修士課程についてのコンセプトも
紹介します。
*マックス・ニーフ 参考資料
Vol.9 11月6日(日)13:10~14:50
参加型リーダーシップのフレームワーク3
カネヴィン・フレームワーク
課題解決に飛びつく前に、求められる解決策の性質に思いを馳せてから、それに合うような手段を選ぶこと。時間、エネルギー、資金、人的パワーなど、限りある資源が意味のある形で地域に貢献するために必要な、課題解決のカタチについてまず合意するための枠組みを学びます。参加型リーダシップが特に有効な課題のカタチについても理解を深めます。
Vol.10 11月6日(日)15:00~16:40
自分たちの幸せを測るための指標を作る-2
(Vol. 3-4、10、12の連続講座です)
ブータンではGDP(国民総生産)の代わりにGNH(国民総幸福)を高めるために国の政策が考えられています。GNHを測定する指標もあります。私たちの
暮らしの周りには、GDPはもちろん、なんとかランキング、偏差値、など
私たちの暮らしの一部を勝手に測る指標がたくさんありますが、これらの
指標は私たちの暮らしを豊かにするために必要なことを測定していると言えるでしょうか。この連続講座では、「ていねいな発展」で練習したことを
生かして、ブータンでの幸せの指標づくりのエッセンスを取り入れて、
私たちの指標を作ってみることに挑戦します。
Vol.11 11月20日(日)13:10~14:50
参加型リーダーシップのフレームワーク4
ブレス・パターン(話し合いの設計について)
当事者のなかから答えを見つけていかなくてはならない、つまり過去に
前例のない課題に取り組むための話し合いをどのように設計すれば良いのか、座学と対話で学びます。
Vol.12 11月20日(日)15:00~16:40
自分たちの幸せを測るための指標を作る-3
(Vol. 3-4、10、12の連続講座です)
仮に作った指標で、自分たちの幸せ度を測ってみます。
この幸せ度を上げるためのアクションも検討します。
指標を作るために気をつけないといけないことについて対話の時間を
持ちます。
Vol.13 11月27日(日)13:10~14:50
総まとめ‐1
グラフィックで自分のやってみたいことを描く、対話する
この講座で学んだことをベースに
今後やってみたいことなどを、グラフィックで表現し、対話を行います。
Vol.14 11月27日(日)15:00~16:40
総まとめ-2
描いたものをベースに話をする
この講座で学んだことベースに
今後やってみたいことをお互いに聴き合います。
【単発で選択したい方】
1コマ100分
¥6,050
(税込)
※1&2セット受講は
2コマ分の参加費で
計算をお願いします。
(3&4のセット受講
も同様です)
【通しで学びを深めたい方】
14コマ通し受講
¥52,800
(税込)
通し受講の方は
追加3,300円(税込)で
日々 利用できる
ダイアログカードを
お届けします!
【会議がかわる!
フレームワーク】
¥24,200
(税込)
10月23日Vol.5(ケオディック
パス、4相の実践)
10月30日Vol.7
(リビングシステム)
11月6日Vol.9(カネヴィン
フレームワーク)
11月20日Vol.11
(ブレスパターン)
対話基礎
+グラフィック
+感性学
¥30,250
(税込)
9月4日Vol.1、2(対話)
9月11日Vol.3、4(グラフィッ
ク・幸せの指標)
10月23日Vol.6(感性学)
対話基礎
+参加型リーダーシップ
¥48,400
(税込)
9月4日Vol.1、2(対話)
9月11日Vol.3、4(グラフィッ
ク・幸せの指標1)
10月23日Vol.5(ケオディック
パス、4相の実践)
10月30日Vol.7
(リビングシステム)
11月6日Vol.9(カネヴィン
フレームワーク)
11月20日Vol.11
(ブレスパターン)
対話基礎
+幸せの指標
¥42,350
(税込)
9月4日Vol.1、2(対話)
9月11日Vol.3、4(グラフィッ
ク・幸せの指標1)
10月30日Vol.8
(マックスニーフ)
11月6日Vol.10(幸せの指標2)
11月20日Vol.12(幸せの指標3)
ブログ/参加者の声
昨年の様子や参加された学外受講者からのお声を紹介します。
~ブログ~ 公開授業2021
記事:「講座概要」「ダイアログ(対話)基礎」「グラフィックハーベスト基礎」
「ていねいな発展」「フレームワーク」について、是非ご覧ください!
~参加者の声~
「今回の学びのコミュニティーは、あなたはとって
どんな意味・意義がありましたか?」
・答えのないプロセスを歩く者としての心構えを再構築した。
・対話の力を信頼できるようになったと思う。
実践・挑戦しようとしている仲間たちの存在を感じて勇気をもらった。
・自分を満たしてくれる存在
・これまで幸せを測定する指標を考えたことがなかったので、
幸せを実感できる指標とは何かを考えるきっかけになりました。
・幸せの意味を考える機会、他者との価値観の違いに触れる、新たな出会い
・自分たちの所属するコミュニティが良いと感じている状況(幸せ)を、
ほかの人たちに理解してもらったり、共感の輪を広げたりするときに
使える。
「この講座で習ったことの中でいいものを1つだけ
教えてくださいと言われたら何を選びますか?」
・対話、参加型リーダーシップ
自分の声も聴かれる、相手の声も聴かれる。
リーダーとはみんながなれるもの 、リーダーの価値観が変わったから。
・幸せの指標づくり
自分軸で考えてよりよい人生の豊かさを感じられると思いました。
・マックス=ニーフのニーズ論(ていねいな発展)
充足手段を深く考えたことがなかったので切り口が勉強になった。
ニーズを充たすための充足手段を考えるというステップを経験
できたことは良かったです。そのような考え方をしたことがなかった
からです。参加者同士で対話をして、充足手段についてさらに考えを
深められたことも良い経験となりました。
・ブレスパターン(フレームワーク)
何となく話し合いをするのではなく、今は拡散だ収束だと思って話し
合えることを、いつも気にしてみると、その話の内容自体が濃いものに
なると感じたため。
・カネビンフレームワーク(フレームワーク)
自分の悩みを整理すること、自分と向き合うことにすぐ使えそうだから。
~来期の受講生へ ひと言~
・受講を迷っている方がいれば、ぜひご受講をおすすめします。
迷った 気持ちのまま、受け取れるものがあると思います。
思っている以上に 気づきと学びを得られる講座ばかりですので。
・とても有意義な時間をすごせて価値観が変わったのでおすすめです!
・決して後悔にない授業
・私は単一テーマのみの受講でしたが、テーマを見ると面白そうなものが
多いので興味・関心があるコマはもれなく受講した方が良いと思います。
・必ず自分のプラスになるのでとって欲しい
受講環境について
本講座はZOOMを通じて実施します。
事前にZOOMのダウンロードと接続ができることをご確認ください。
ZOOMアプリのダウンロードhttps://zoom.us/download#client_4meeting
お申込み
受講したいコマを選ぶ。
以下のお申込フォームから必要事項を
入力して送信する。
お支払い
お申込みフォームにある
情報に従いお支払いを
お願い致します。
受講案内
お振込みが確認できた方へ
参加に必要な情報の
ご案内メールが届きます。
定員
学生1人あたり社会人3名の比率で定員を設けています。
社会人枠 21名(2022年5月31日時点)
運営
主催 武蔵野大学環境システム学科 Co-Creation Lab
共催 一般社団法人サステナビリティ・ダイアログ
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